テレビゲームは子供たちに大人気。親たちのハラハラ、イライラを尻目に2時間、3時間とテレビゲームにかじりつく子も少なくないようです。また、パソコン少年とも呼ばれる、コンピューターにこっている子も増えています。
こうしたことを背景に、子供たちの間にはますます近視が増え、かつ低年齢化していることも事実です。また、こうしたことによる眼精疲労は、子供だけに無自覚のまま、眼や体をむしばんでいます。
山梨県のある小学校で1年~6年までの児童にファミコン調査アンケートを行ったところ、ファミコンを使う時間は、下校後の4時~6時半までに集中しており、登校前や夜8時以降に始める子もいます。
毎日やる子は6.9%と少なく、61%は決まっていない。遊び方は、時々休んでが52.3%、連続して33%。時間は1時間以内が60.3%だが、2時間以上も遊ぶ子が16%もいた。
その結果は、【眼が疲れる=64人、姿勢が悪くなった=46人、いらいらしている=45人】という数字を報告しています。
このように、テレビゲームはあきらかに子供の眼に悪影響を及ぼしているのです。こうした、眼の疲れをそのまま放っておくと、視力がどんどん低下することは、いうまでもありません。
テレビゲームだけでなくともテレビを長時間視聴することで、視力が下がることもデータで示されています。
毎日1時間、2時間テレビを見る子やテレビゲームをする子は少なくありません。その子供たちの眼は確実に疲れていますし、視力も低下しているはずです。
ある大学の医学部では、テレビの眼への悪影響を次のように指摘しています。
①視野が狭くなる
②近点距離(はっきり見える近いところ)が低下する
③光の感覚が低下する
④輻輳機能(両眼でひとつのものを見るため目を中心に寄せる力)が低下する
⑤調節機能が低下して、近視の原因になる
画面がチラチラと動き、すばやく反応して勝負を決めるテレビゲームは、この指摘以上に悪影響が出ているはずです。
ともかく、コンピューター時代に子供の眼を守るため、親はいままで以上に気を遣う必要があります。
「超音波療法が実証する 近視は必ず治る」 より、参照