遠視も屈折異常から引き起こされる

遠視は、網膜の後ろでピントが合ってしまう状態をいいます。イラストにあるように、遠視には、「屈折性遠視」「軸性遠視」があり、屈折性遠視は水晶体が厚くならず、薄いままでいるために遠くも近くもぼやけて見える状態をいいます。

よく勘違いされるのが、「遠視は遠いものがよく見えるだろう」というものですが、実際には遠い風景でも像が網膜の後ろで結ばれるため、遠くもうまくみえません。

一般的には8~10歳くらいまでは誰でも遠視気味で、成長にともなって解消されていきます。

屈折性遠視もまた毛様体の機能異常によるものが大部分で、毛様体が正常に機能すれば、治療できる症状といえるでしょう。

一方、軸性遠視は、軸性近視とは逆に眼軸長が短いために引き起こされる遠視で、これも遺伝的遺伝的要因が大きいとされているのです。

 

「家庭で出来る超音波療法で視力が回復」より参照