今年のコロナ過の間、自宅にいることが増え、テレビやスマホなど、近くばかり見る習慣が
増えています。
そして、視力もぐんと落ちやすい環境にあると言えます。
そこで、
眼科医の本部千博先生の「はかるだけ!視力回復法」という書籍よりご紹介します。
本部先生は以前より「解毒と排毒」についての文献や、講義などで存じ上げていたのですが、視力回復に肯定的な考え方を持たれている数少ない眼科医としていつも参考にさせて頂いております。
その中で近くばかりを見ているとなぜ目が悪くなるのか?について書かれていたので2つ紹介いたします。
「理由➀」 目の筋肉が固くなる
目が悪くなるきっかけは一言でいうと目の疲労です。
眼球のまわりの「外眼筋」と眼球内の内側にある「毛様体筋」で近くを見るたびに2つの筋肉をギュッと
しぼって緊張させると対象がはっきり見えます。
近くを見続けるということは筋肉を収縮させた状態をキープさせているということなので当然疲れます。
この縮ませている時間があまりに長いと、凝り固まって柔軟性がなくなり元に戻りにくくなります。
するとピント調節がうまくできにくくなり視力低下を招いてしまうのです。
「理由②」 目が血流不足を起こす
目の筋肉をずっと緊張させていると血管が圧迫されるので血流は滞りやすくなります。
しかも目は体の末梢にあり、小さな目玉の中に細かい毛細血管が入り組んでいるため、もともと血流不足になりやすいのです。
慢性的な血流不足になれば目に栄養が行き渡らずピント調節機能も衰え、次から次に悪循環に見舞われてしまうとあります。
視力低下でお悩みの方は、その理由を知って、原因に対して対処することが出来ればよさそうですね。
ではどうするか?
眼球まわりの「外眼筋」は目を上下左右そして目を回すストレッチはよく掲載されています。
本部先生は首の後ろに手を持っていき頭も同時に動かすこの運動を「アイネック体操」として紹介しています。
目の「血流不足」を良くするかに関してはホットタオルを目の上に乗せたり、手をこすって温めてから目にあてる「パーミング」という手法も紹介しています。
後は「毛様体筋」ですね。
一般的には遠くを見たり近くを見る繰り返しでストレッチの効果があります。
また上記の事を行うことでも間接的に効果が期待出来るでしょうが、今回は直接的なことは紹介されていませんでした。
当店ではこの「毛様体筋」に関して非常に着目しており、視力を良くしたい方には、お役に立てられると考えます。
眼科でしっかり診てもらった後は視力低下を防ぐためにもなるべく早期にご相談して頂ければと思っております。